この記事は、営業のコンサル「ツバメセールスラボ」が書いています。クラウドソーシングで応募しているのに返事が来ない――そんな方に向けて、提案文の組み立て方を、例文つきで解説します。
提案文は、発注する側にとって「この人に頼んでいいか」を判断する最初の材料です。うまい文章である必要はありません。相手が知りたいことを、知りたい順番で書くことが大切です。
返事が来にくい提案文の特徴
- どの募集にも同じ文章を送っている(コピペだと伝わってしまう)
- 自己紹介と経歴だけで終わっている
- 「頑張ります」「何でも対応します」など、中身のない言葉が多い
- 長すぎて、大事なことがどこに書いてあるかわからない
発注する側は、たくさんの提案を短い時間で読み比べています。最初の数行で「この人は募集をちゃんと読んでいる」と伝わるかどうかが分かれ目です。
提案文は「5つのブロック」で組み立てる
- あいさつと、募集を読んだうえでの一言(1〜2行)
- 相手の困りごとの理解:「〇〇でお困りと理解しました」
- 自分ならどう進めるか:手順・やり方を具体的に
- それを裏づける実績:近いポートフォリオを1〜2点だけ
- 条件と次の一歩:納期・金額・修正回数、質問や確認したいこと
例文(Webデザインの募集に応募する場合)
以下は、架空の募集「美容室のホームページのトップページデザインを依頼したい(スマホ対応、2週間以内)」に応募するときの例です。
はじめまして、Webデザインをしている〇〇と申します。募集内容を拝見し、ご連絡しました。
新しいお客様に、お店の雰囲気とメニューがスマホでひと目で伝わるトップページをご希望と理解しました。
進め方としては、まず現在のお店の写真やメニュー、ターゲットのお客様をうかがい、ラフを2案お出しします。方向性を決めていただいたあと、スマホ表示を優先してデザインを仕上げます。
近い制作例として、架空のヘアサロンを想定して作ったトップページがあります。(ポートフォリオURL)
納期は、素材をいただいてから10日ほどを想定しています。修正は2回まで含めてお見積もりします。ご予算の上限があれば教えていただけますと、その範囲でご提案します。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
書くときの3つのコツ
1. 募集文の言葉を使う
募集文に「スマホ対応」「おしゃれな雰囲気」と書いてあれば、その言葉をそのまま提案文に入れましょう。「ちゃんと読んでくれた」と伝わります。
2. 実績は「近いもの」だけを見せる
作品をたくさん並べるより、募集内容に近いものを1〜2点に絞ったほうが、相手は判断しやすくなります。
3. 最後に「確認したいこと」を一つ入れる
質問で終えると、相手が返事をしやすくなります。予算・納期・素材の有無など、本当に確認したいことを一つだけ入れてみてください。
送る前のチェックリスト
- 最初の3行で、募集を読んだことが伝わるか
- 相手の困りごとを、自分の言葉で書けているか
- 進め方が具体的か(何を、どの順番で)
- 実績のURLは開けるか、募集内容に近いか
- 納期・金額・修正回数がはっきりしているか
- 誤字や、ほかの募集の名前が残っていないか
まとめ
提案文は、相手の困りごとを理解していること、そして自分に任せたら何が起きるかを伝える文章です。テンプレートを使うのはかまいませんが、「困りごとの理解」と「進め方」は毎回その募集に合わせて書くようにしましょう。案件が取れないときの全体の見直しポイントは、こちらの記事でまとめています。
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